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Debski, W.; 安藤 雅孝
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, P. F985 S61B-1128, 2002/12
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Martin, A. J.; 湯佐 泰久; 梅田 浩司
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, p.F1501 - F1502, 2002/12
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大西 智恵美; 上原 真一*; 溝口 一生*; 嶋本 俊彦*
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, p.F1371 - F1372, 2002/12
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伊藤 久男; 桑原 保人*; 竹中 博士*
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, P. F990, 2002/12
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工藤 健; 山岡 耕春
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, 0 Pages, 2002/00
本州中央部の伊勢湾、琵琶湖、若狭湾、濃尾平野に囲まれた地域は全体的に標高が低くかつ、表層地質では説明不可能な強い負の重力異常分布を示す。これらの事実を総合する事で、この地域の地殻がその下位のより高密度なマントル側へ数km凹んでいることが示唆された。即ちこの地域の地殻には、マントルに対する浮力に逆らう何らかの下向きの力が働き、上下変動のバランスを保っていると考えられる。さらに本研究ではこの下向きの力が、この地域下に低角で沈み込むフィリピン海プレートの運動に起因すると考え、このプレート上で引きずられるマントル流のシミュレーションを試みた。その結果、この地域の地殻下に、現状を説明できる強い負の圧力が生じる事が明らかになった。
平原 和朗; 安藤 雅孝; 和田 安男*; 大倉 敬宏*
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, P. F368, 2002/00
跡津川断層は、最近発見された、新潟から神戸へ達する歪集中帯の中に位置する。跡津川断層は日本で唯一地表クリープが観測されている断層であり、中央部の低地震活動領域で、1.5mm/yの断層クリープ)変位が検出されてきた。こういった断層の固着・すべり領域を解明するために、1997年4月より断層に直交する7点のGPSを稠密に設置し観測を開始した。1997年から5年分のGPSデータを解析して得られた変位速度場は、跡津川断層と牛首断層に断層クリープが発生していることを示唆している。断層走行方向と垂直方向へ変位速度を分解して詳細解析するにより。NKTZの中に位置する跡津川断層系における変位速度場をモデル化した。
西上 欽也
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, F991 Pages, 2002/00
野島断層の富島1800mボアホールおよび茂住・祐延断層の調査坑道内で観測された地震データを用いて断層トラップ波の解析による断層破砕帯構造の推定を行った。いずれも従来の地上観測データに比べて、格段にS/N比の高い良質のデータである。野島断層については、断層が南東方向に75度で傾斜すること、破砕帯の幅が150-240mでS波速度が2.6-3.0km/sであること、S波速度に深さ依存性があることが推定された。茂住・祐延断層については、破砕帯幅180-260m、およびS波速度2.8-3.0km/sが推定され、また、跡津川断層東端部に発生する地震に対してトラップ波が検出されることから両断層が接していることが示唆された。今回、野島断層と茂住・祐延断層に対して得られた破砕帯の幅は、従来の内陸活断層に対して推定されている破砕帯幅より数倍広いモデルがより適切であることを示唆する。
柳谷 俊; 石井 紘; 山内 常生
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, F1296 Pages, 2002/00
地殻ひずみ観測や井戸による観測により、地殻の応力状態をモニターする試みが続けられている。しかし、実際の岩盤は、間隙流体に満たされており、応力は間隙流体と岩石の骨格に分担されるため、これらのどちらか一方だけの観測では不十分である。跡津川断層系の一部をなす茂住祐延断層(中部日本)をつらぬくような調査坑道が掘削されている。この調査坑道内に、4本のボアホールを掘削し、断層をはさむような位置にある点で、それぞれ間隙水圧とひずみ4成分の観測をおこなっている。間隙水圧とひずみの垂直成分に正の気圧依存性がみられた。1日以上の周期(1cycle/day未満の周波数)の帯域における間隙水圧の気圧に対する比barometric efficiencyは0.4-0.6程度である。また、これらに位相ずれがないことから、帯水層の非排水的な挙動が確認される。さらに間隙水圧の地球潮汐に対する応答は、1日もしくは半日周期程度(1cycle/day以上の周波数)の
柳谷 俊; 山下 太*
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, 0 Pages, 2002/00
間隙弾性理論にしたがえば、井戸の水位は、完全に非排水の状態が達成されているときには、井戸がつらぬいている岩盤(帯水層)の間隙水圧とつりあうから、岩盤の応力状態を知るためのセンサーとなることができる。しかしながらめったにこうなることはない。その理由は、井戸の場合には、帯水層と井戸をゆききする水の量と速度に制限があり、減衰と遅れがともなうこと、井戸の大きさとジオメトリーといったスケールに影響されるからである。しかしながら、地下坑道で(しばしみられる)あふれでているボアホールに蓋をし、水圧(間隙水圧)を直接測定すると、幅ひろい周波数範囲の擾乱に対して、間隙弾性理論が示唆するとおりの「1次の応答」を示すのである。